半構造化面接法 (semi-structured interview)

 予め質問を用意しておくが、被面接者の状況や回答に応じて、質問の表現、順序、内容を変化させる面接法です。

特徴

 半構造面接法の特徴には、構造に若干の自由度を合わせ持つことです。ある方向性を保ちつつ、被面接者の語りに沿って情報を得ることが可能になるという利点があります。

半構造化面接の実施

 実際の臨床場面では、厳密な構造化面接よりも、「半構造化面接」を用いることが多いです。半構造化面接法では面接者が予め定められた枠組みを守りながらも、面接の細部に関しては柔軟に対応することが可能です。
 クライエントの回答や反応、その背景にある意図をより明確にするために、半構造化面接でできることには

  • さらに質問を加える
  • 質問の順序を変える
  • 周囲の他者からのクライエントに関する情報を参考すること

 があります。

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