統合失調症や気分障害に代表される精神疾患の総称です。
神経症と精神病の違い
神経症の人の場合は病識があり自分が病気であることをはっきりと認識しています。外界の出来事を正しく把握し、自分の主観的体験や空想を外界の現実と混合することはありません。
一方で精神病の場合、現実性が失われ、現実検討力が低下します。それにより主観と外的な現実の区別がつかなくなります。その症状として幻覚や妄想があります。
神経症が心の病とすれば、精神病は脳の病であるとも表現されます。
精神病の分類
精神病は以下のものに分類されます。
- 脳の器質疾患にもとづく器質精神病
- 各種の全身疾患にもとづく症状性精神病
- 各種の物質による中毒にもとづく中毒性精神病
- 未だ原因不明の、あるは内部原因性(内因性)の精神病