クレアンテス

 クレアンテスは古代ギリシャのストア学派の哲学者です。ゼノンを継いで第2代の学頭になった人物でもあります。
 ストア学派の学説に形而上学的な基礎を与えました。宇宙は生ける全体であり、神とはエーテルとして宇宙に満ちている生命力であると考えました。
 彼はやがて「摂理」の理念に達します。それは宇宙の中でいっさいは相互に関連しているが理由です。彼の宇宙観は、後世の宗教哲学に多大の影響を与えました。

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