メニッポスは、古代ギリシャのキュニコス派の哲学者です。元々はフェニキア人でした。
メニッポスの名にちなんで「メニッポス的風刺」というジャンルが生まれるほどの風刺家でもありました。彼の書物は、たくさんの人を笑わせるようなことで満ちていたそうです。
彼は一日ごとに利子をつけて金を貸した人だったので、「日歩を貸す人」というあだ名で呼ばれました。彼は、船を担保にして金を貸して、その担保を手に入れることをしていたので結果として、莫大な財産を蓄えたそうです。しかし、最後は策略によってすべての財産を奪われ、失意のうつに首をくくって生涯を終えたと伝えられています。