アルケシラオス

 アルケシラオスは、古代ギリシャの哲学者で、アイオリスのピネタの人でした。
 中期アカデメイア派の創始者でもあり、アテナイのクラテスの後を継いでアカデメイアの学頭となりました。
 彼はピュロンの唱えたエポケー(判断保留)の導入し、アカデメイアを懐疑主義に向かわせました。
 アルケシラオスは残っていません。そのため、彼の主張は後世のキケロなどの著作から推量するしかありません。例えば、キケロは自身の著作「アカデミカ」で、アルケシラオスの教えは「彼は何も知らない、彼自身の無知さえも」という文句の中に要約されていると述べています。

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