クレイトマコス

 クレイトマコスは、古代ギリシャの哲学者でカルケドンの人でした。
 彼は、祖国であるカルケドンでその土地の言葉によって哲学を学びました。しかし、40歳になってから、彼はアテナイへ出てきてカルネアデスが学頭を務めるアカデメイアの門に入りました。カルネアデスは、クレイトマコスの勤勉さを認めて、彼にギリシャ語を学ばせ、彼を十分な教育を施しました。クレイトマコスは大いに精進して、400巻の書物を著すほどまでになりました。
 クレイトマコスは、カルネアデスの後を継いで学頭となりました。
 彼はまた、アカデメイア派・ペリパトス派・ストア派の学説に通じた人物であったとも伝えられています。

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