アンティステネス

 アンティステネスは古代ギリシャの哲学者で、アテナイに生まれました。しかし、彼は生粋のアテナイ人ではないと言われました。そのことで侮辱されたアンティスネテスは「神々の母親だってプリュギア人だよ」と応じたそうです。
 アンティステネスは、ゴルギアスの下で修辞学を学びました。元々は裕福な環境で育ちましたが、後に貧困に苦しんだといわれています。
 ソクラテスの思想に影響を受け、キュノサルゲスに自分の学派を設立しました。彼の生き方の質素さや教え方から、彼のもとには多くの貧しい人々が集うようになりました。こうして彼はキュニコス派の祖となりました。

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