Trainingの頭文字からTグループと呼ばれます。
人間の相互関係を学ぶためのラボラトリー・トレーニングです。
K.レビンが考案しました。
組織内の技術の向上や、個人の成長を目的としたグループ体験的手法です。
自己洞察や他者受容、相互影響関係や集団形成過程の理解、援助関係の実践などに効果的であるとされます。
方法
5泊6日の合宿で75~90分のTセッションが中心です。
7~10名のメンバーに2名のトレーナーがつき、円座になって自由な話し合いを展開します。
トレーナーはメンバーの自主性と主体性を尊重し、援助的にかかわります。それにより、グループの中に生じる「今ここ」での自他の相互関係にメンバーが気づき、吟味し、可能性を試みることができるようにします。
Tセッションを補助するプログラムには、
- 各自のねらいの明確化
- セッションのテープ録音(メンバーの学習用)
- 毎日の振り返り用紙記入(体験の言語化)
- 適時組み込まれる小講義や実習
- 全体験のふりかえりと生活現場に戻る準備プログラム
があります。