ラボラトリートレーニングの一種です
K.レヴィンにより人種的偏見をなくすための訓練として始められました。
社会的感受性や行動の柔軟性を高めるための小集団による訓練方法です。
実践について
一週間前後の合宿で、通常十人から十五人の小グループで行われ、1~2人のトレーナーがつきます。
「今、ここ」の問題を自由に話し合い、「今、ここで」の現実を生きることの体験を重視します。これを気づかせる技法として「ジョハリの窓」の論理が用いられることが多いです。
話の内容よりも、集団の発達、その場の感じ方、感情に重点を置かれます。グループの中では「自由」に振る舞うことが出来きます。討議課題や話し合いのルールは規定されません。すべてそれぞれのメンバーの関わりの中で決定していくことになります。つまり「グループの中で起こるすべてのこと」が学習の教材となるのです。
一般的な効果
一般的な効果としては次のような例が挙げられます。
- いままで気づかなかった自分に気がつく
- 自分と集団の相互作用を体験的に理解する
- 対人コミュニケーションのあり方を原理的に体得する
- リーダーシップを体験的に学ぶ
- 建設的な動きや創造性が発揮できる