チェックリスト法(check list method)ともよばれます。
観察する行動のカテゴリー(行動目録)を予め決めておき、その行動が生起したら行動測定に従って記録する方法です。
時間見本法の場合によくとられる記録方法です。
行動測定
行動を測定する際には以下のことに着目します。
頻度
行動が生起する回数を数えます。行動の開始と終了が明確である必要があります。頻度比較のために、先行事象の生起頻度に対する行動の生起頻度の割合(例えば成功率)、あるいは一定の時間に何回生起するかに換算する生起率のいずれかの生起確率を計算します。
カテゴリー数
一連の行動(例えば洗面行動)を下位のカテゴリー(例えば蛇口をひねる)に分けるなどがあります。そのうち成功したカテゴリー数や促進を必要としたカテゴリー数を数えます。
人数
ある行動を遂行した個人の人数を数えます。通常、1つの標的行動に関するある集団全体での遂行を知る場合に適用します。
継続時間・反応潜時
持続時間は、遂行時間の開始から終了までの時間を計測します。反応潜時は、弁別刺激の生起からそれに対する行動生起までの時間を測定します。
インターバル時間
行動の多さを相対的に把握する方法です。
一定の観察時間(例えば30分)と10秒とか15秒の短いインターバルに区切ります。そのインターバル数を全インターバル数で割って比率を出します。