メリッソスは古代ギリシャの哲学者でサモス島の出身者だった人物です。エレア派に属してパルメニデスの弟子でもありました。
彼の考えでは、宇宙は無限であり、不変で不動のものでした。更に運動は存在せず、存在すると思われているだけとしました。
神に関しては、いかなる見解も表明すべきではないと彼は語りました。なぜなら神を認識することは不可能だからです。これは彼の師であるパルメニデスが、「有るもの」のみ有り、有らぬものは有らぬのであって、そこを認識することの中に真理があるという考えに影響を受けたのかもしれません。