ストラトン

 ストラトンは、古代ギリシアの哲学者で、ランプサコスの人でした。
 ストラトンはペリパトス学派の学園であるリュケイオンでテオフラストスの弟子となりました。彼は、師の没後、リュケイオンの学頭となりました。その後18年間に渡ってリュケイオンの学頭を務めました。
 彼は、プトレマイオス1世によりアレクサンドリアに招かれ、王子たちの教育係を務めました。そして、アレクサンドリアの学派の基礎を固めました。
 また、自然現象を詳細に観察し、空虚(真空)の存在を実験的に立証しました。そして、その成果を元に「真空論」を著しました。これはアリストテレスの「自然は真空を嫌う」という見解に意を唱えたことになります。

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