エピカルモスは古代ギリシャの哲学者で、コス島の出身者だった人物です。彼はピタゴラスの弟子でもありました。
喜劇作家でもあり、ドーリア人とシケリア人の喜劇形式を考案したといわれます。アリストテレスは『詩学』の中で、エピカルモスとポルミスが喜劇の筋を発明したと言っています。悲劇詩人アイスキュロスに対しても影響を及ぼしたとも伝えられています。
また、自然学や道徳訓や医術について論じた覚書も残しています。しかし、作品はわずかな引用文と数片のパピルス文書だけしか伝わっていません。
彼は90歳まで生きたと伝えられています。