来談者中心療法のセラピストに必要な態度の一つです。
「無条件の肯定的受容」あるいは「無条件の積極的関心」などともよばれます。
クライエントを、ありのままで受けとめることです。つまり、「このような条件つきであなたの存在を認めましょう」という態度を取るのではないことを意味します。
注意点
以下のようなことが起きてもクライエントを一人の人間として尊重するのが大切です。
- クライエントが矛盾した態度をとる
- 負の感情を表現した場合
- またセラピストの価値観やこの身に反した態度をとる
これは通常「無条件の受容」と呼ばれているものに相当します。
クライエントが自己を見つめ直していけるように援助することが、無条件の肯定的配慮の意義となります。