家族療法の代表的な理論の一つです。
家族をコミュニケーションの相互作用のシステムとしてみることを強調する立場です。
コミュニケーション派では、家族病理の発生をコミュニケーションの視点から解明しようとします。そして、家族内のすべてのコミュニケーションの質的改善をめざすのです。
代表的な人物にはG.ベイトソンがいます。
コミュニケーション派の考え方
コミュニケーション派では、家族の問題には、問題行動を持続させている好ましくない交互作用パターンが問題であるとみます。問題行動は家族内のコミュニケーションの相互作用の結果であると考えるのです。同時に家族機能を維持させる助けになっていると考えます。
戦略的理論は、ヘイリーによって発展しましました。ヘイリーは家族の問題を迅速かつ効果的に解決することを重んじ、家族システム内の悪循環を断つための技法を編み出します。その例として逆説処方などのユニークな技法を有しています。