家族療法における、アセスメント(見立て)のための技法です。家族図ともいいます。
3世代ほどを遡る家系図を作り、問題を整理したり、介入方針をたてたりする際に役立てます。
ジェノグラムの意義
家族療法において、家族がどのように現在の姿に至ったのかをある程度理解することは有益です。そのための情報は多くジェノグラムを作る過程で手短に集めることができます。
家族の歴史を知るための良い方法は、両親の誕生と子どもの頃の話から始めることでもあります。もし両親が初め渋るならば、説明をしてから質問を行うとよいとされます。
ジェノグラムに書くこと
各成員の住んでいる場所、各成員の特性(例えば、職業、学年、健康、過去の個人史上の重要な点(病気、事故、喪失体験、服役など))が挙げられます。