家族イメージ法(FIT) (family image test: FIT)

 家族療法における、アセスメント(見立て)のための技法です。
 家族イメージ法とは、秋山・亀口(1988)がKvebek,D.(1980)のFamily Sculpture Techiqueを独自にアレンジして開発した家族心理査定法です。
 家族成員に見立てたシールを用紙に配置するものです。個々が家族に抱く視覚的イメージを明らかにし、かつそれを家族が共有することができます。

FIT用紙とシールについて

 家族イメージ法に用いられるFIT用紙はB4判で、一辺15cmの正方形の枠が描かれています。枠内に家族成員に見立てた円形のシールを配置することで被験者がイメージする家族を作成します。
 円形シールは直径1.6cmで白から黒の5段階に色分けされ、各家族成員のパワーの強さを表しています。円形のシール内には▲印があり、これにより各家族成員の向きを表します。各シールを3段階の線で結び、各家族成員の結びつきの強さを表します。

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