家族システム論の中で、夫婦を1つのサブシステムとみなすことをいいます。
問題を抱えた家族では、しばしば子どもをお互いにの葛藤回避に巻き込むことが多くなります。その場合、夫婦サブシステムが機能しなくなっている場合が多いです。その原因として、夫婦が各々の元家族から引きずっている未解決の葛藤が挙げられます。したがって、家族療法では、夫婦サブシステムの強化が重要な治療目標となることが多くなります。これにより、問題をもった子どもなしに夫婦が相互にいきいきと交流し、明確な世代間境界が引かれ安定ようにするのです。