VAKとは、視覚(Visual)、聴覚(Auditory)、身体感覚(Kinesthetic)の頭文字をとったものです。
人間は五感によって情報を受け取ります。そのとき優位になる感覚があると考えられています。
NLPではそれを優位感覚と呼び、それをまとめたものがVAKなのです。
コミュニケーションにおいて、自分と相手の優位感覚を知っておくと、コミュニケーションはより円滑に進めることが可能です。
例えば、視覚優位の話し方をしている相手に、視覚に訴える言葉を選んで会話するとラポールを築くのに有効です。
逆に、自分の使っている言葉に意識を向けると、特定の感覚を示す言葉が多く混じっていることに気づきます。
叙述語
NLPにおける叙述語とは、特定の感覚システムに基礎を置いた言葉のことをいいます。
形容詞、副詞、動詞で、その人の優位感覚を手掛かりにすることができます。
視覚、聴覚、身体感覚のそれぞれの叙述語の例には以下のなどがあります。
視覚
見る、描く、明るい、暗い、など
聴覚
言う、聞く、囁く、など
身体感覚
つかむ、実感する、寒い、柔らかい、など
アイ・アクセシング・キュー
アイ・アクセシング・キューとは、人がどの表象システムを用いて考えているかを示す、無意識に外部に現れる振る舞いのことを言います。
無意識の動きは目の動き、姿勢、呼吸、声の調子などに現れますが、特に目の動きをアイ・アクセシング・キューといいます。
NLPでは無意識のうちの視線の動きには法則性があると考えられます。
・視線が右上:新しく作り出されたイメージを連想している
・視線が右:新しく作り出された音を連想している
・視線が右下:身体感覚にアクセスしている
・視線が左上:記憶しているイメージを想起している
・視線が左:記憶している音を想起している
・視線が左下:自己対話・内部対話を行っている