抵抗 (resistance)
洞察思考型の精神療法、とくに精神分析の治療過程で顕著にみられる現象です。 J.ラプランシュとJ.B.ポンタリスが定義しました。二人の定...
臨床心理学に関わる用語を分かりやすく解説
洞察思考型の精神療法、とくに精神分析の治療過程で顕著にみられる現象です。 J.ラプランシュとJ.B.ポンタリスが定義しました。二人の定...
治療中に治療者との関係を通して形成されてくる神経症をいいます。 転移神経症は中間領域ともよばれます。 患者が受診する際に悩んで...
転移とは逆に、心理療法中に治療者からクライエントに向けられる、非合理的な感情をいいます。 陽性の逆転移(クライエントに好意を抱く...
クライエントの過去の重要な人物との対人関係がセラピストとの関係に移されることです。過去が現在において無意識的に反復されているといえます。...
行動化ともいいます。 言語化を基本とする心理用法の受け手が、態度や葛藤などを言葉ではなく、行動によって表現することです。これは、治療契...
その人にとっての心理的、体験的な現実を指します。 人が感じ、信じ、思っていること、幻想は、現実的に起こっていない事柄でも心の中で起こっ...
心理性的発達理論の第5段階で、12歳頃以降を指します。 性愛発達の第2の開花期といわれる時期です。 思春期、青年期にあたります...
心理性的発達理論の第4段階で、6歳頃から思春期の始まる12歳頃までの時期を指します。 性欲動が静まる時期です。性的エネルギーの産...
古代インドの阿闍世王子の物語を下敷きにし、古澤平作が提唱し、小此木啓吾が広く流布させた精神分析の概念です。 子どもが抱く未生怨(出生の...
S.フロイトが提示した概念です。 エディプス期に生じる複合観念を指します。男児が、母親を手に入れようと思い、父親に対して強い対抗心を抱...