シャルル・ド・モンテスキュー

 シャルル・ド・モンテスキューは、フランス南西部にあるボルドー近郊が出身の哲学者です。
 ボルドー大学の法学部で学び、卒業後はパリで遊学しました。1713年末、父の訃報により帰郷し、翌年、25歳でボルドー高等法院の参事官となりました。
 著作には、『ローマ人盛衰原因論』や『法の精神』などがあります。特に、『法の精神』の中では、政治権力を立法・行政・司法の三つに分割する三権分立論を提唱しました。

三権分立

 三権分立により権力を立法・行政・司法に分割する目的は、権力が単一の機関に集中することによる権利の濫用の抑止にあります。権力の区別・分離し、各権力の間で抑制・均衡を図ることで、国民の権利や自由は保障されるとされます。
 モンテスキューの三権分立論は、アメリカ合衆国憲法の枠組みや、フランス革命中の憲法の制定にも多大な影響を及ぼしました。

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