アルフレッド・アドラー

 アルフレッド・アドラーは、オーストリアの精神科医だった人物です。
 彼は個人心理学(通称・アドラー心理学)を創始しました。現代心理学諸潮流の理論的先駆けといわれ、社会精神医学、人間学的心理学に大きな影響を与えました。

劣等コンプレックス

 劣等コンプレックスとはアドラーが提唱した概念です。人生の課題への対処を避けることに劣等感をつかうことをさします。
 劣等感とは、その人が主観的に自分は劣っていると感じることです。自分は他人より劣っているという感情をいいます。人格は発達あるいは変容のための契機をつくる役割を果たします。
 アドラーは、人間は劣等感を克服するために上に向かおうとすると考えました。そのため「権力への意志」に動かされ、各人の性格はそのような個人の課題を巡って形成されるとされます。

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