ルドルフ・カルナップ

 ルドルフ・カルナップはドイツの哲学者です。論理実証主義の代表的論客として知られています。
 ドイツ生まれの哲学者です。バルメンのギムナジウムで学び、その後フライブルク大学で、数学、物理、および哲学を学びます。1926年にはウィーン大学で職を得て、ウィーン学団の一員となります。
 1931年からはプラハで自然哲学の教授を務めます。1935年にはアメリカへ渡り、1941年に帰化しました。シカゴ大学、プリンストン大学を経てカリフォルニア大学ロサンゼルス校で教鞭を取りました。

論理実証主義

 論理実証主義とは、20世紀前半の哲学史の中で、特に科学哲学、言語哲学において重要な役割を果たした思想をいいます。
 論理実証主義では、ウィトゲンシュタインに始まる論理分析の方法を駆使して、伝統的形而上学の問題のほとんどを検証不可能で無意味なものとして退けます。その上で、哲学の課題を科学において用いられる言語の論理分析と意味の明確化に限ろうとしました。

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