タウラーは、世ドイツの神秘家でドミニコ会士だった人物です。
ストラスブールに生まれ、ケルンで学び,このときエックハルトの講義をきいたとされています。
後にタウラーはバーゼル、ケルン、ストラスブールなどで説教者として活躍しました。
タウラーは、人間存在の神秘を知るには、まず自己以外の一切から解脱し、更に自分自身の魂も空(くう)にする必要があるとしました。そして空になった魂に神の子が誕生し、それに従って生きることで真の自由になれると説きました。
タウラーの思想は、後にルターによって福音に忠実であるとして評価されました。