ジョゼフ・プリーストリー

 ジョゼフ・プリーストリーは、イギリスの哲学者であり、教育者、神学者でもあった人物です。
 プリーストリーは、科学を用いての啓蒙合理主義とキリスト教の融合を試みて、さらに哲学においては有神論、唯物論、決定論の融合を目指しました。自然界を正しく理解することで人類の進歩が促進され、キリスト教的千年王国が到来すると考えました。
 また彼は、生涯を通じて教育者でもありました。英文法に関する重要な著作を出版したり、歴史についての本で初期の年表を記載したりしました。
 さらに、プリーストリーは社会哲学者としての業績も数多く残しています。著書『政府の第一原理に関するエッセー』では、政府の役割は「最大多数の最大幸福」の追求だと主張しました。この考えに影響を受けた哲学者には以下の人物がいます。

  • ジェレミ・ベンサム
  • ジョン・スチュアート・ミル
  • ハーバート・スペンサー

 これらの人物は一般に功利主義者と呼ばれています。

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