取り入れ(摂取) (introjection)

 防衛機制の一種です。
 対象の持っている属性(感情・思考・印象)を取り込んで自分のものにする自我のはたらきです。
 少年期には尊敬する人物の属性を取り入れて自己を形成していきます。それはつまり、相手の一部を自己に取り入れて真似ることを意味します。

摂取と同一視の違い

 同義的に使われることが多いですが、取り入れは同一視(同一化)の前段階であると考えられています。
 取り入れにおいては自己と対象とがまだ区別されています。一方で同一視は、自己と対象の区別がなくなってしまっています。

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