パーソナリティの発達や神経症の発症に及ぼす社会的・文化的要因を重視した学派です。そのため心理性的発達論や構造的な考え方よりも社会的態度が強調されます。
患者が生きている社会・文化を比較文化論的に考察するので文化学派ともよばれます。
代表的な研究者には、
- H.S.サリヴァン
- K.ホーナイ
- E.フロム
などがいます。
新フロイト派が、影響を受けた人物として個人心理学を提唱したA.アドラーや文化人類学者のミードが挙げられます。アドラーは、人間関係の中でも権力闘争に重きをおきました。ミードは生物学的な生や身体構造ではなく社会や文化によって規定されることを明らかにした人物です。